冬期のアレルギー

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アレルギー性鼻炎や気管支喘息などの多くは室内のダニが原因です。ダニの生育の適温は20~30℃であるため、冬期は発症が少なく思われがちです。しかし、暖房設備の充実で冬期も室温は高く、ソファーやカーペットなどにダニが多く発生し、アレルギーが起こりやすい環境になります。

住宅環境の向上により、室内の密閉状態が高まっています。冬の室内を快適にするためにヒーターや加湿器を使用しますが、これらは室内の湿度を高めることになり、ダニやカビの繁殖を促します。そのため意外と多くの方に鼻水やくしゃみ、目のかゆみなどがみられます。アレルギーが原因なれば、室内のハウスダストを除去しない限り症状が続けて見られます。
冬期のアレルギーはかぜとの区別が必要です。アレルギーの方には室内を毎日清掃し、まめに換気を行う必要があります。
 

アレルギーとかぜの区別

アレルギー 症 状 か ぜ
水性でティッシュをよく使う 鼻水 粘性でつまることが多い
年中見られる くしゃみ 急性でピークがある
一過性
両目に出る
コンタクトレンズによる違和感も多い
目の症状
かすみ
充血
あまりない
かぜ症状はほとんどない その他 悪寒、のどの痛み、発熱、せきが併発