わが国の全人口の5人に1人、約2,450万人もの方が目や鼻のアレルギーをもっています。なかでも春先のスギ花粉症は症状がひどく、日常生活に支障をきたす現代病として今後も増加するもとの予想されています。
スギは人工林の45%を占め、北海道から九州まで広く分布しています。戦後大量に植林されたスギの木が成熟期を迎えたため、春先に大量に花粉を飛散しています。1日の平均気温が7~8℃になり、日中の気温が10℃を超すようになるとスギ花粉は飛散し出します。2月の上旬に九州から始まって北上していき、関東地方では2月の中旬から下旬が開始日となります。
スギ花粉症が起こる仕組み
スギ花粉が体内に入ると体は異物と認識して花粉(抗原)に対する抗体が作られます。再びスギ花粉を吸入すると過敏反応を起こし、肥満細胞からヒスタミンなどの化学伝達物質が遊離され、体内の諸器官でアレルギー症状を起こします。
頭が重い、頭痛 目かゆみ くしゃみ、鼻水、鼻づまり 消化不良、食欲不振 |
耳のかゆみ のどの渇き・痛み 肌荒れ 湿疹、皮膚炎 |
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花粉症の 多彩な症状 |
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だるい 熱っぽい 寒気がする |
ボーッとする イライラする 夜眠れない |