白癬症

最近は年間を通じて水虫の症状を訴える方が増えていますが、水虫治療薬の最需要期は水虫の原因菌である白癬菌が好む、高温・高湿度になる5~9月です。白癬菌の多くは足にできますが、体にできる体部白癬も薄着になる夏場に多く認められます。

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水虫治療の注意

種類 できる場所 症状
趾間型 足の指と指の間にできる。足の第3指と第4指に間からできることが多い。 かゆみが強い。発赤が生じる。温濁して白くふやけたり、乾燥して亀裂が生じ、皮膚がとれる。
小水泡型 足の裏、縁、土踏まずなどにできる。 小水泡、膿胞が点在集合し、かゆみが強い。
角質増殖型 足の裏全体が角質化し硬くなる。 角化し硬くなり、角質がぼろぼろとれる。水泡等が認められず、かゆみがほとんどない。
体部白癬 産毛の生えている体全体にできる。ペットから感染したり、土などから菌が感染してできる。 境界の明確な、閉鎖性で輪状の紅班。境界が隆起している。かゆみが強い。
股部白癬
(いんきんたむし)
陰股部周辺。陰のうにできることはまれ。 かゆみが非常に強く、発赤も生じる。